はじまり

にほんご迷子
1985年12月生まれ、ブラジル南部の小さな町で生まれました。
子どもの頃の僕は、とてもおとなしく、人と打ち解けるのが苦手でした。
父は早くに日本へ出稼ぎに出ており、やがて亡くなりました。
母と妹と3人で生きていく中で、
「残された家族のために、何ができるのか」を
幼いなりに考えるようになった気がします。

ブラジルで放送されていた日本のアニメとの出会いは、
そんな僕にとって大きな救いでした。
絵を描くこと、物語に触れることが、
少しずつ人とつながるきっかけになりました。


底まで落ちた話

2003年、母と妹とともに来日。
日本語はほぼゼロ。
それでも「なんとかなるだろう」と思っていました。

現実は甘くなく、
言葉が分からないままの工場勤務、立ちっぱなしの作業、
逃げ場のない毎日。
正直、最初の給料日までの記憶は「地獄」です。

何もできない自分、伝えられない自分。
日本に来たこと自体が、
大きな失敗だったのではないかと、何度も思いました。


立ち上がるまでの記録

そんな中で、今の妻と出会いました。
日本語も話せず、うなずくことしかできなかった僕と、
根気強く向き合ってくれた人です。

妹の勧めで日本語教室に通い、
「本屋で本を買う」「映画を字幕で観る」
そんな小さな目標を一つずつ積み重ねました。
遠回りしながらも、日本語能力試験N1に合格。

2011年に娘、2016年に息子が生まれ、
子育てという新しい難題にも向き合う日々が始まりました。
現在は不登校の娘と向き合いながら、
失敗と小さな成功を繰り返しています。

仕事では、人材派遣会社に転職し、
「自分がつまずいた経験」を活かせる場に立っています。


この先に描いている景色

このブログは、
うまくいった話を書く場所ではありません。

迷ったこと、失敗したこと、
立ち上がるまでに時間がかかったこと。
それらを言葉にすることで、
同じように立ち止まっている誰かの
背中を少しだけ温められたらと思っています。

正解を語れる人間ではないけれど、
考え続けることは、やめない。
このブログが、
自分自身にとっての煙突であり、
誰かにとっての小さな換気口になれば嬉しいです。

どうぞ、よろしくお願いします。

NOTEもやってます!
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